第一港運　　　　　　　　　　自由気ままな日記

事件発生！

実入りコンテナヤードで、
大きく膨らんでいる１台のコンテナを発見

中身は飲料水

この膨らみから推測すると　飲料水の荷崩れによって
コンテナが内側から押された膨らみ、、だろうと言うことになった

重量のあるコンテナだけに、そうとうな衝撃がなければ
この膨らみはできない

誰かがフォーク操作を誤ってコンテナをひっくり返したに違いない

Ｋ作業部長は推測した。

しかし、連休中現場は休み、一体誰がやったのか

早速　Ｋ部長の捜査が開始された。


捜査の結果、連休中に出勤していたＭ君がいた
、
お客様からの電話で、スーパーに納品する商品が急ぎなので
「どうしてもコンテナを引き取りたい」

それを聞いたＭ君はなれない大型フォークを運転してその対処にあたった

その際、問題になっているコンテナを移動したのである。


それを知ったＫ部長は、Ｍ君を呼び出した。






Ｋ部長：「おまえやったな」

Ｍ　君：「ボクは移動はしたけど絶対にやってません」

Ｋ部長：「正直に吐け」

Ｍ　君：「ぼ、ボクは決してそんなことは・・・」

Ｋ部長：「商品にダメージがあれば４００万の弁償だ！」

Ｍ　君：「で、でもボクは・・・絶対に・・・」


Ｍ君は好意でやったことを悔いた、
そして疑いをかけられた。




Ｍ君はアラーの神に祈った

どうかぼくの疑いが晴れますように








アラーの神にＭ君の祈りは通じた



コンテナを引き取った荷主が商品を確認すると
荷崩れもなし、商品も全く異常なし


結局、荷揚げの際にもともと膨らんでいたコンテナの
チェックを見逃していたのであろう、、ということになった。









Ｍ君は軽く微笑んだ。



しかし、

後輩の石川君に
罪をなすりつけた事を少し後悔したのであった